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アサリの産地偽装問題 「熊本産」97%に外国産混入か 漁獲量全国1位の愛知にも打撃
2/1(火) 18:43配信
“中国産”アサリが“熊本産”と偽って販売されていた問題。
農林水産省は調査の結果、販売される熊本産アサリの97%に「外国産が混入している可能性が高い」と発表しました。
CBCテレビの3年にわたる取材で明らかになったアサリの産地偽装。
中国産アサリを熊本の干潟に撒いて短期間で回収し、熊本産として出荷するなどの手口で大規模に行われていました。
この干潟で産地偽装をしていた吉川昌秀さん。
産地偽装に関わる脱税の罪で執行猶予付きの有罪判決を受け、現在は偽装をなくすための活動をしています。
「産地偽装をしないということは、この業界の誰にも相手にしてもらえない」(吉川昌秀氏)
国内のアサリの漁獲量は年々減少。
外国からの輸入で補われていて、現在は国内に流通する活アサリの9割近くが中国・韓国からの輸入品です。
(Q:輸入アサリの100%が熊本産に偽装される?)
「100%と言うと言い過ぎかもしれないが、ほぼ100%という言い方が正しい」(吉川昌秀氏)
農水省は1日、スーパーなど全国の約1000店舗を対象とした調査結果を発表。
「熊本県産アサリのほとんどが、外国産アサリが混入している可能性が高い」(金子原二郎・農水相)
販売されている熊本産アサリを買い上げてDNA分析を行ったところ、31点中30点、97%のアサリで「外国産が混入している可能性が高い」と発表しました。
また、調査の結果、おととし1年間に熊本で獲れたアサリの100倍以上、推計で2485トンが熊本産アサリとして販売されていたということです。
これを受け熊本県知事は…。
「私は、これ(産地偽装)は犯罪だと思う。想像を絶するところまで来ていたことを残念に思う」(熊本県 蒲島郁夫知事)
一方、アサリの漁獲量が16年連続で全国一を誇る愛知県。
産地偽装された熊本産アサリが流通することで、地元の水産業界は深刻なダメージを受けています。
「産地偽装の噂が出回っていた中で、今回正式に公表されて。愛知産アサリが出回ることによって、本来の味が消費者に分かるようになれば」(愛知の漁業関係者)
愛知県の大村知事は。
「二度と、こういう犯罪行為が起きないように、行政関係者で厳正な対応をしていただきたい」(愛知県 大村秀章知事)
農水省は今後、仕入れ業者などに立入検査を行う方針です。